VBM(Vibiemme) ビビエンメ（ヴィビエンメ）

VBM（VIBIEMME:ヴィビエンメ。イタリア語で”VBM"を発音するとこの音になる)は、1976年1月12日にC.E.Valenteの直感から生まれた（そうです。http://vbmespresso.com/azienda）。

もともと、Carlo Ernesto Valente(カルロ　エルネスト　ヴァレンテ）は、Achille Gaggia(アキーレ　ガッジア：Levaの発明者+Gagiia創業者)と共同でレバーマシンの開発・普及に努めました（1940年代頃～）*。そしてFaema（1948設立）の経営を通じて”E61GH”と”サーモサイフォン理論(抽出に使われなかったお湯をGHからヒートエクスチェンジャー(HX)に再還流させる方式)”、ロータリーポンプ(RP)による加圧方式による抽出方法の確立など、現在のエスプレッソマシンへの偉大な貢献を続けてきました。(Sig.Gaggiaとの考え方の違いなど、様々な要因があったようです･･･）。やがて1970年代中頃のFaemaの不振・倒産を経て、再度、立ち上げた会社がVBMです。

世界中で使われているエスプレッソマシンの中で、E61GHに文字が刻まれているのは”VBM”だけです。これは、E61はValenteのアイデアで発明されたからです。その彼が作った新しいマシンが”E64 Kometa"のLolloになります。

VBMは小型マシンDomobar(1978)から始めて、Cube、R-Evolution、Lolloへと進化発展しました。最新鋭マシンVBM Tecnique（TSシステムなど）は、やはりエスプレッソマシンの最先端にいます。（各社からMulti Boilerマシンが続々と発売されていますが、VBMのMultyi Boilerマシンはだいぶ前に登場し、今もReplicaシリーズにあります。）

VBMの製品のバリエーションと、常に先を見越したマシン設計など、この面白さを取り入れませんか？スタンドや屋台から、大きなお店まで、あらゆるサイズとニーズに応える技術と製品、おすすめしますVBMを。

＊プロ講座「エスプレッソマシンの技術と歴史」等でもう少し詳しく取り上げる予定です。エスプレッソに関する全体像をイメージできれば、Multi Boilerマシンなどこれから先、オーナーやバリスタ自身が自分で理解し考える判断能力を高めることができると思います。

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